りょうの年長時代

りょうは、年長さんになってから色んな大変な事が出てきました。

◯様々なイベントについていけない
◯一斉指示が通りにくい
◯得意・不得意が極端
◯「ごっこ遊び」をせず、ひたすら図鑑ばかり読み漁るか、ただ虫探しに夢中。遊具は使わない
◯空気を読まない発言が増えた(あの人ハゲてる、太ってるなどを言ってしまう)
◯読む力はあるのに、書けない
◯未だに給食、お弁当が食べられない

など。

年中までは許された部分でも、年長さんは1年かけて徐々に「小学校に入れるように」指導していく。

それに、ついていけない。

でも、りょうが歩みの遅いカメなのはみんな知っていたので、個別が必要な部分は対応してもらい、時には園長先生自ら対応してもらったりしていました。

園の方針が「一人一人の個性に合った教育をする」
だったので、かなり寛容に接してもらいました。一斉指示が通りにくければ、アプローチを変えて伝える。表情で表すので、表情をみながら対応していきます、と。

お友達にも恵まれていたし、バスの先生も大好きだったので、登園渋りもあまりなく。そして、年長さんが終わろうとしていました。

この時点で、まだ誰も障害には気付いていません。ゆっくりだけど、少しずつできるようになったからです。

でも、卒園、入学を控えたある日、突如りょうを病が襲いかかりました。